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2013/01/29

弁護士の「シューカツ」

広報委員会

旭川・釧路・札幌・函館の4つの弁護士会からなる北海道弁護士会連合会(道弁連)は,2013年1月26日,司法修習生に向けた就職開業説明会を札幌にて開催しました。

この就職開業説明会は,道弁連の主催により毎年開催されています。今年は,司法試験に合格して全国各地で修習中の司法修習生約60名と,修習生の採用を予定している道内16の法律事務所が説明会に参加しました。

今回の就職開業説明会は,今年の12月に修習を終えて就職開業予定の修習生を対象としたものです。説明会に参加した修習生は,各法律事務所のブースを訪問して,採用担当の弁護士の話を熱心に聞いていました。

弁護士会館での説明会の様子


弁護士会館で午後1時半から5時半まで実施された説明会の後は,会場を移して懇親会が開催されましたが,この懇親会にも説明会に参加した修習生のほぼ全員が参加し,弁護士との懇談を通じて就職開業に関する情報を収集し,就職を希望する法律事務所の採用担当弁護士に自己PRをするなどしました。

懇親会会場に入場する司法修習生


今後,修習生は就職を希望する法律事務所への訪問,試験・面接などのプロセスを経て,法律事務所に採用されることになります。

2013年1月現在で,道内には848名の弁護士がいます。道内で弁護士としての就職開業を希望する修習生は,道内出身者や道内の大学・法科大学院の出身者を中心として例年多数いますが,最近では司法試験合格者数が増加し,道内での就職を希望する修習生が増加する一方,就職説明会に参加する法律事務所数には大幅な増加は見られず,修習生にとっては厳しい状況があるといえます。

札幌弁護士会就職問題対策委員会委員長の坂口唯彦弁護士は,「就職説明会に参加している法律事務所以外にも,潜在的に弁護士の採用を考えている法律事務所はあります。司法試験合格者が比較的少なかった昔とは異なり,最近は修習生の就職活動も大変になっていますが,説明会の開催以外にも就職に関する情報提供を行うなどして,道内での就職を希望する修習生の就職をできる限りサポートしていきたいと思います。」と述べています。

札幌弁護士会就職問題対策委員会委員長の坂口弁護士