このところ空気は澄んでひやりとし、秋の始まりをひしひしと感じる季節になりましたね。
さて、先日、東京の友人から、LINE上で書き込みがあり、「今忙しい?ちょっと手伝ってほしいんだけど」とのことでしたので、珍しいな、と思いながらも、人と会っていた私は、後で連絡する旨を書き込みました。
1分後、「近くのコンビニでWebmoneyカードを何枚か買ってきてほしいんだけどいいかな?」の文字が。
・・・乗っ取りか!!!
即座に、その友人にメールでお知らせしたところ、その日の夜にその友人のアカウントは削除されました。
詐欺の被害に遭った方がいるとは聞いていませんが、今回は、その友人が連絡ツールを一つ失うなど小さくないダメージを受けたことになります。
身近でこのような被害が発生したことで、ニュースの中だけではなく、現実に起きていることであると、実感しました。
全ての詐欺グループが迅速に摘発され、詐欺自体がなくなることが一番ですが、やはり、自己防衛が大切です。
パスワードの設定、定期的な変更、他のパスワードとの区別など、面倒ではありますが、必要なことです。
そして、もし、顔の見えないツールを使って、何らかの金銭的要求をしてきたときには、自分の友人が、本当にこんなことを頼む人であるか、再度胸に手を当てて考えてみてください。
そして、乗っ取りであると確信した場合には、違うツールを使って、そのご友人にお知らせしてあげましょう。
そして、もし乗っ取られてしまった場合には、違うツールを使って、乗っ取られたことを自分の友人・知人に連絡し、詐欺の手口に乗らないように、警告を発してあげましょう。
自分が被害者にならないために、自分の友人を被害者にしないために、インターネットのセキュリティーについて、再度確認してみてはいかがでしょうか。