執筆:高田 耕平 弁護士
弁護士の仕事といって思い浮かべるのは裁判所の法廷で行われる裁判(訴訟)ではないでしょうか。たしかに、裁判は弁護士業務の中心ですが、あくまで業務の一つです。弁護士はあらゆる法律事務を扱いますので、契約書や遺言書といった法律文書の作成、会社に関する諸手続、示談交渉、離婚調停(「調停」とは裁判所内で話合いによって紛争を解決する手続をいいます)、遺産分割調停、借金の整理、などなど挙げればきりがありません。
そんな弁護士業務の出発点にあるのが、法律相談です。法律相談では、弁護士が、現実に法律問題を抱えている人、今後法律問題を抱えることになるかもしれない人からお話を聞き解決方法をご提案します。
では、そもそも「法律問題」とは一体何でしょうか。相談される方の中にはご自身が抱えるトラブルが法律問題なのかどうかわからないという方が多くいらっしゃいます。わからなくて当然ですよね。相談される方は法律のプロではないのですから。みなさんが抱えるトラブルの中から法律問題を発見することも弁護士の仕事です。ですから、ほんの少しでも法律に関係ありそうだと思えたら、ご相談にいらしてください。
と言うものの、「身近に知っている弁護士はいない」、「どこの弁護士に相談すればいいかわからない」「相談をしに札幌まで行くのは大変だ」、「相談料にいくらとられるのかわからない」などなど、気軽に弁護士に相談できないとお感じの方も多くいらっしゃると思います。
そこで、是非、ひだか弁護士相談センターをご利用いただきたいと思います。ひだか弁護士相談センターとは、札幌弁護士会が新ひだか町に設置し運営する法律相談所で、初回相談料が無料となっています。浦河町、様似町、えりも町、日高町においても法律相談を実施していますので、ご利用しやすい場所にお越しいただければと思います。
ご相談は予約制となっておりますので、0146-42-8373までお申し込みください。まずはご相談を。