4月に入り新年度が始まりました。新しい季節を新たな気持ちで日々を過ごしている方も多いと思われますが、私自身は、なかなか新たな季節を感じることが出来ずにおります。
といいますのも、季節の変わり目による鼻炎のせいで、鼻水が突如止まらなくなる症状に悩まされているためです。医師の診断ではアレルギー性の鼻炎とのことでしたが、終始鼻が気になってしまうことや、鼻詰まりのせいで電話の声が聴き取りづらくなってしまうなど、周囲に迷惑を掛けてしまっているのではないかと一抹の不安を感じています。
この季節になりますと、全国版のテレビのニュースでは、花粉の情報についての報道を目にすることが多くなります。私自身は現在まで花粉症に苦しんだことはないのですが、画面を通して花粉の映像を見ているだけで、鼻がむずむずするような気がしてきます。
学生時代、北海道に来て花粉症が一時的に治まったという話を道外出身の友人から聞いたことがあります。これは、北海道や沖縄ではスギ花粉が少ないのでスギによる花粉症の症状が起こることが少ないためのようです。もっとも、北海道でも白樺による花粉症はあるので、花粉症にならないという訳ではないようですが…。
北海道以外の各地で弁護士として働く友人と話していると、地域によって気候が異なっているように、事件の傾向についても地域による特徴の違いがあるように感じることがあります。
北海道の事件の特徴としては、やはり雪に関する事件が多いと言うことが挙げられるでしょうか。除雪や落雪について近隣の方とトラブルになったというご相談を受けることがよくあります。また雪道での交通事故に関するご相談を受けることもあり、北海道の生活に雪が関わっていることを実感します。
これに対して、北海道外での近隣トラブルでは、境界線を巡るトラブルが多いと聞くことがあります。これは、家と家との距離が近い場合が多いということや、長い歴史の中で分筆を繰り返している内に登記簿と実際の土地との間でずれが生じている場合があることが原因となっているようです。
普段あまり意識していない身近な問題の中にも、意外と地域による違いが表れているのかも知れないですね。
…と、ここまで書いたところでそろそろティッシュがなくなりそうなので、新しいものを買いに行こうと思います。