執筆:むらやま法律事務所
徳永 賢太郎 弁護士
現在、北海道でもコロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、世の中はコロナウイルスで生じた経済的損失の補填に向けて動き出しているところかと思います。感染リスクや経済的影響は私たち弁護士にとっても決して他人事ではなく、当事者として直面している問題ですが、私は一弁護士として、より困っている人のために弁護士としてできることをしたいと考えています。
そのため、今回のコラムは、コロナウイルス感染拡大の影響でお困りの方々に対する情報発信の場として活用したいと思います。
冒頭でお話しました通り、現在、世の中はコロナウイルスで生じた経済的損失の補填に向けて動き出しており、国や地方公共団体に加え、民間の金融機関等も実に様々な形で支援策を用意しています。
しかし、困ったことに、この状況は、一個人からすると、多種多様な支援策がありすぎて、自分はどれを利用できるのか、どれを利用すると一番良いのか、そもそも利用するためにはどこにアクセスすれば良いのか…そういったことが皆目わからない、という状況でもあるかと思います。
では、一体どこにアクセスすれば良いのか。
私は、そんなときこそ、弁護士にアクセスして頂きたいと考えます。
現在の収入や債務の状況を分析する、どの支援策を利用するのが最も有効であるのかを検討する、利用するうえでどの資料を用意しなければならないのかを整理して準備、申請をする…これはまさに弁護士の専門分野です。
秘密も必ず守られますから、周りに悟られずに、適切なアドバイスを受けられます。
更に、支援策の利用は、“入ってくるお金を増やす”という方向の対策ですが、弁護士は債務整理等を実施するという、“出ていくお金を減らす”方策を提供するプロでもあります。そのため、弁護士に相談をすれば、入ってくるお金を増やす方向での対策、出ていくお金を減らす方向での対策を一度に検討・利用できるのです。
どこに相談をすればいいのか―そんな悩みを持たれたのであれば、それは弁護士以上に最適な相談窓口はない。そう言っても過言ではないと思います。
緊急事態宣言が発令され、街に人がいない様子を見て、私は、世の中がひっくり返るような大変な事が起きたと戦慄しました。そして、そんな中で、何か人の役に立つことはできないものかとこれまでずっと考えてきています。同じ思いを持つ弁護士が大多数であると思います。
だからこそ。こういうときだからこそ。是非弁護士にアクセスして欲しいと思っています。ご相談、お待ちしています。
以上