執筆:佐藤 敦 弁護士
ご相談をお受けする場面で、よく、「困っていたのだけど、弁護士に相談すべき内容かどうかわからなかったので、相談することをためらった。」「弁護士に相談するべき内容じゃないかもしれないのですが、相談を受けてもらえますか。」などと仰る方がいらっしゃいます。
弁護士にアドバイスを受ける場合、「法律相談」という言葉が使われます。抱えている問題を相談して、法律の専門家である弁護士から法的なアドバイスを受けることです。
ただ、ご自分の抱えている問題が、法的なアドバイスにより解決するものなのかどうかわからない場合も少なくないと思います。
その場合に、弁護士に相談するのを躊躇される方が少なくないのはまだまだ弁護士に相談することの敷居が高いからだと思います。この「法律相談」という言葉も敷居が高くなっている原因の一つかもしれません。
しかし、ご自分の抱えている問題が弁護士に相談すべき内容かどうか判然としない場合にでも、是非弁護士にご相談いただければと思います。
とはいえ、知り合いの弁護士がいるという方はそれほど多くないでしょう。
その場合には、弁護士会が地域に設置している法律相談センターの利用をご検討されてはいかがでしょう。
札幌弁護士会の法律相談センター(日高地域はひだか弁護士相談センター)では、あらゆる分野のご相談について、相談料無料で、担当の弁護士がご相談をお受けしております。
ご自分の抱えている問題が弁護士に相談すべき内容か確認してから、面接相談をしたいという方は、まず、無料電話相談をしてそのことを確認してから、面接相談をご予約されるという方法もあります。
裁判などまでしなくても、法律相談だけで解決の方法がわかるというケースも少なくありません。
トラブルを抱えておられる方は、是非一度、法律相談センターなどをご利用して、弁護士にご相談いただければと思います。
以上