イベント情報 - 2014年度

全国一斉生活保護ホットラインのお知らせ

 生活保護問題では、生活保護受給者の生活の実態よりも、いわゆる生活保護バッシングや不正受給問題が大きく取り上げられることが多く、これが一連の生活保護「改正」、生活保護基準引下げの動きの背景にもなりました。

 改正生活保護法は2013年12月に成立し、2014年7月に本格施行されましたが、所詮は不正受給防止が背景の「改正」であり、これによって真に必要な方が申請窓口での違法な「水際作戦」によって受給を妨げられるという事態が無くなったわけではありません。

 一方で、生活保護基準額の引下げも2013年8月から段階的に実施され、2015年度にも引き続き予定されています。このために多くの生活保護利用者は、これまで以上に生活費を切り詰めなければならず、また今後も際限なく引下げが始まるのではないかという強い不安の中で生活せざるを得なくなりました。

 そこで、日本弁護士連合会では、生活保護利用当事者の相談に応えるとともに、生活保護利用当事者の声を集め、申請手続きの厳格化に伴う水際作戦の実態、基準引き下げによる生活への影響、扶養義務者に対する扶養圧力の強化などの生活保護の現場の実態を明らかにするべく、2015年1月19日に全国一斉電話相談会(生活保護ホットライン)を実施することになりました。

日時 2015(平成27)年1月19日(月) 午前10時から午後6時まで
電話相談番号 0120-158-794
主催 日本弁護士連合会・札幌弁護士会
問い合わせ先 札幌弁護士会 011-281-2428