依頼者は事件に巻き込まれたことで,「怒り,悲しみ,憤り,呆れ。」等様々なストレスを感じているはずです。このような状況下におかれている依頼者に対して,私が弁護士としてどのように接するか,具体的にどのようなアドバイスをするべきかは常に悩ましく感じています。
その答えはまだ出ておりませんが,私は,依頼者を励ましつつも,法的な状況分析を前提に的確なアドバイスをすることが重要であると考えております。そのため,時には依頼者のご意向に沿えない回答をすることもあるかと思いますが,それは最終的に依頼者の利益に繋がるはずです。最終的に依頼者が納得できるよう,状況を俯瞰する回答を心がけております。
弁護士と依頼者は「人と人」との関係であり,その基礎は信頼関係だと思います。まずは自分が「ただの人」であることを肝に銘じて,目の前の依頼者を大切にしていきたいです。