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声明・意見書2009年度

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副会長の不祥事に関する常議員会決議

 本年9月18日、当弁護士会副会長の加藤恭嗣会員が、覚せい剤所持の被疑事実で現行犯逮捕されました。同会員は覚せい剤を所持していた事実を認め、副会長の職を辞任しました。

 覚せい剤所持に及んだ行為それ自体、市民社会の常識を著しく欠くものです。まして、違法薬物の根絶に社会をあげて取り組んでいる時期でもあり、決して許すことはできません。

 そのうえ、同会員は、法の実現に携わり司法の一翼を担う弁護士であり、社会正義を実現するための先頭に立たなければならない弁護士会の役員でした。

 同会員の行為は、弁護士・弁護士会に対する社会の信頼を大きく失墜させるものであり、市民のみなさまに対し、心から深くお詫びを申し上げます。

 同会員は、役員を辞職しましたが、札幌弁護士会は、同会員の行為は懲戒に値するとして、相当の懲戒処分を求める決議をしました。

 私どもは、この事件を契機に、これまでにもまして、社会正義の実現と基本的人権擁護という自らの使命と任務を自覚し、深く傷ついた弁護士・弁護士会への信頼を回復するために、会員一丸となって全力を尽くすことを決意します。

以上、決議します。

2009年(平成21年)9月25日

札幌弁護士会

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